貧血の疑問<立ちくらみ>について
座っている時にいきなり立ち上がったりすると、くらっとして座り込んでしまったりバランスを取ろうと周囲の物に掴まったりする状態は、立ちくらみと言われる症状です。立ちくらみがあると、これはもう貧血だ!と考えてしまう人もいますが、症状が立ちくらみだけの場合はそうでない事もあります。
立ちくらみは何故起きるかというと、瞬間的に酸素が脳にいかなくなり虚血状態になるからです。脳貧血によって起きる立ちくらみと、貧血によって起きる眩暈とは、非常に似た症状です。
症状が似ているのだから結局同じなのでは?と思われるかもしれませんが、この2つの症状は全く異なり、脳貧血の立ちくらみは脳の血液障害が原因の酸欠状態であるのに対して、貧血の眩暈は血液成分が足りなくなることが原因の酸欠状態です。
酸素が脳へ行き渡らなくなり、酸欠状態になる事で起きる立ちくらみ・眩暈でも、そうなったわけが異なるのです。なので、立ちくらみ・眩暈といった症状が気になったら、自己判断せずに病院で血液検査をしてもらいましょう。
貧血の場合は病院での治療で改善しますし、自分でも食事内容を確認して改善することで治療できます。
脳貧血の場合は、降圧薬・精神安定剤といった薬を服用している事からくる症候性のもの、或いは原因がはっきりと判明しない突発性のものか判断してから、適切な処置をします。
突発性のものなら、再び立ちくらみが起きるかもしれないと意識して、急に立ち上がらない・ゆっくりと作業する・高いところで狭い場所は歩かない、などと普段からの行動を心掛けましょう。どちらにしても、病院できちんと血液検査を受けることではっきりするので気になる方は検査してみてください。
